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◆流行歌のなかに「永遠」をさぐる!◆「ゴンドラの唄」をご存じでしょうか。大正時代に一世を風靡した流行唄です。同じ頃にはやった『カチューシャの唄』に比べて、現在ではあまり知られていませんが、「いのち短し、恋せよ乙女」の歌詞を聴くと、ほとんどの人は、「ああ知っている、聞いたことがある」と反応します。本書は、この歌が、どのようにして誕生したか、作者は?など、誕生にまつわる話をさぐったあと、忘れられていたこの歌を戦後甦らせた黒澤明監督の映画『生きる』に、どういう経緯で主題歌として採用されたかなどを紹介します。さらに、この歌のことなどほとんど知らない現代の若い人たちが好むコミックや音楽にまで、「いのち短し、恋せよ乙女」のフレーズが使われている現状を紹介します。『その前夜』という新劇の劇中歌に使われたこの歌が、なぜいまなお歌い継がれているのか、その秘密をさぐる、学問的にも、読み物としても面白い一冊です。