「あなたたちの中から、一人以上を隕石に向かって打ち出さなければならないわ。猶予はこの数日間…誰をシャトルに乗せるかは、あなたたちが決めて」巨大な隕石が刻々と迫り、地球は破滅の危機にさらされていた。打つべき手は尽き、唯一残った究極の手段は、“受けた力を同じだけの力で跳ね返す能力を持つ”人間を生身で隕石に向かって打ち出すという残酷な計画だった。シャトルに乗れば、地球に生きて帰れる確率は0%―対象者として選ばれ、なかば強制的に集められた少年たち。閉ざされた地下巨大研究施設の中で、静かに死のゲームの幕が明けた…。