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今日こそダンクラーに会えるかしら?ファッションモデルのマリー・ビショップは、義兄のジョン・ダンクラーの帰りを待ちわびていた。体調を崩したマリーは、休養のため、久しぶりに実家のダンクラー・B牧場に戻ってきたのだが、今回の帰省には、もう一つの目的があった。モデル引退後、モデル・エージェンシーの共同経営者になるために、亡き父が遺してくれた信託財産を一日も早く手に入れたかったのだ。けれど、父から財産管理を任されたダンクラーを説得しなければならない。十三歳年上の彼は、マリーの保護者面をしてきっと反対するだろう。そう、私は父の再婚相手の息子であるダンクラーの妹なのだ。でも…。いけないと思いながらも、十五のときから彼に恋い焦がれている。ダンクラーとの再会を考えただけで、マリーは胸が苦しくなって…。