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ジェスは仕事を終え、故郷に向かった。週末は姉の結婚式だ。家族はみんな準備に忙しいだろう。だが、車を走らせるジェスの心を占めていたのは、家族でも式のことでもなく、一人の男の姿だった。ロンドンのパブで、一瞬目が合っただけの名も知らぬ人。私に気づいたときの彼のはっとした表情が今も頭を離れない。あの男性はだれだろう?前にどこかで会っただろうか?(『贈られた花嫁』)。ジェスは久しぶりに訪れた実家でひとり悩んでいた。夫とけんかして、黙って家を出てきたのだ。ここにいることはわかるはずなのに、彼からはなんの連絡もない。にぎやかな家族の団らんのなか、不安をつのらせる彼女のもとへ、夫がこちらに向かって出発したという知らせが入った。だが彼はいっこうに到着せず…(『ふたつめの贈り物』)。