取り立てはゲーム感覚だった―。元サラ金社員の生々しい経験から、苛酷な取り立てに負けない術がみえてくる。一流大学を卒業した著者は、大手消費者金融に転職し、徐々に貸金の取り立てにのめり込んでゆく。実績を上げるたびに周囲から称賛の声を浴び、次第に快感を覚えるように…。しかし、そうした生活は長く続かない。ストレスが高じ、ある日、退職を決意する。自分がやってきたのは、違法すれすれの「取り立て屋」稼業だったのではないか―。退職後、多重債務者の相談員となった著者が、懺悔の気持ちで綴った貸し金回収手口と対抗策!相談窓口一覧付。