レディ・ロザリンドは家族を惨殺され、自らも地下牢に閉じ込められていた。暗く狭い地下牢でいつしか死ぬのだろうか。諦めかけていた彼女の前に突然、騎士が現れた。ジェフリー卿は1000クラウンと引き替えに、彼女をここから救い出すという。ロザリンドは無一文ながら、逃げ出したい一心で条件を受け入れた。しかし、それが嘘だと知ると、ジェフリー卿は驚くべき提案をする。それは、彼に一夜の奉仕をすること、そして、城の規則である「鞭打ち」の罰を受けることだった―。中世を舞台に繰り広げられる、熱く甘いヒストリカル・ロマンスの傑作、日本初登場。