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〈BEAMS〉バイヤー 〈SSZ〉ディレクター・加藤忠幸
プライベートアーカイブから読み解く、独自のスタイルと思考の軌跡
ビームスが展開するブランド〈SSZ〉のディレクターであり、鎌倉で「加藤農園」4代目として野菜づくりも営む加藤忠幸。ファッションと農園、2つの畑を行き来しながら、独自のクリエイションを更新し続ける人物の半生と美意識のありかを、長い時間をかけてアーカイブしてきた膨大な「モノ」から読み解く一冊です。入社30年、BEAMS50周年、SSZ10周年という節目の年に、これまで集め、作り、手放さずにきた服、道具、私物、資料の数々をひもときながら、「なぜそれを選んできたのか」「何に心を動かされてきたのか」を率直な言葉で綴ります。
基本的に一度手に入れた服やプロダクトを手放さない加藤。ヴィンテージかどうか、価値が高いかどうかではなく、「自分がいいと思ったもの」を買い、着て、見て、触れて、蓄積してきました。そのアーカイブは、すべてがクリエイティブのための資料であり、自身の思考と感覚を裏付けるストック。あらゆるカルチャーのプロダクトを「自分視点」のみでセレクトし続けてきたからこそ生まれたミクスチャーな感性。加藤のものづくりの背景にある視点や判断軸がモノを通して浮かび上がります。
本書は、単なるコレクションブックでも回顧録でもありません。ひとりのBEAMSスタッフである氏が、何をどう見て、どう感じ、どう選び、どう作ってきたのか。その思考の軌跡をたどるドキュメントです。
ファッション/カルチャー好きはもちろん、「自分らしいスタイルとは何か」「好きなことをどう続けていくか」を考えるすべての人に向けた一冊。