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要旨 |
中世と近世の端境期において、治道の究明を目指して幕藩体制下の武家社会に独自の神道理論を広めた吉川惟足(1616‐1694)―吉田神道の道統継承者にして吉川神道の提唱者であった惟足の思想を、信仰の拠としての神典(『日本書紀』神代巻)の役割と、神々と人とのつながりを媒介する詠歌の役割から解明し、神道の言葉化の一端を探る。 |
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目次 |
第1章 吉川惟足の『日本書紀』尊重論 |