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応天門の変や菅原道真左遷で、藤原氏は他氏を排斥し権力を掌握する。摂政・関白による政策決定、受領による地方支配、浄土教信仰の浸透…。この時代の政治・経済・社会を、東アジアとの交流など、新視点を交えて描く。
1 摂政・関白の成立と宇多・醍醐親政(摂政藤原/良房関白藤原基経宇多親政延喜の治)2 藤原忠平の時代(受領の誕生課丁から土地へ村落社会の変貌平将門・藤原純友の乱)3 摂関政治の成熟(天暦の治儀式書の成立摂関の役割摂関の継承神祇信仰の再編成と浄土信仰の展開)4 国際関係の水脈(東アジア国際関係の変容新しい外交と貿易の形態東アジア海域交流と巡礼僧)5 藤原/道長・頼通の時代(道長の栄華受領の生態荘園公領制の形成そして舞台は回る)