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要旨 |
昭和十七年(一九四二年)二月から二十年(一九四五年)七月にかけて、田辺元をはじめとする「京都学派」の哲学者たちは、海軍の一部の要請を受け、極秘に会合を重ねていた。当初、戦争回避を目指した会合が、なぜ、のちに軍部協力の指弾を受けるに至るのか。戦時において陸軍と海軍の内部抗争に巻き込まれ、戦後、東京裁判の視点によって抹殺された京都学派の「思想」と「行動」。その真の姿が六十年余りを経て発見された一次史料によって、初めて明らかにされる。 |
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目次 |
序 「大島メモ」が語るもの |
出版社 商品紹介 |
京都学派のいわゆる「戦争協力」についての一次史料「大島メモ」が60年ぶりに見つかった。秘密会合の克明な内容が今、明らかにされる。 |