第1章 法の支配(「法の支配」の必要性 自然法の歴史 自然権と統治の正当性―ホッブズの『リヴァイアサン』 権力分立と議会政治―ロックの『統治二論』 法的保護と寛容さ―ロック、ヴォルテール、モンテスキュー) 第2章 民主主義とリベラリズム(社会を担う「自由な個人」―ルソーの社会契約論 自由な個人と「なる」ために―ヘーゲルによるルソー批判 多数派の専制がない民主主義の可能性―J・S・ミルの社会理論 二つの自由主義―バーリンの思想 リベラリズムと公共性) 第3章 正義・善・幸福(ロールズの政治的リベラリズム ロールズへの批判―リベラリズムのその後 政治哲学としてのコミュニタリアニズム ノージックのリバタリアニズム) 第4章 「自由」と「合理性」の限界とその先へ(潜在可能性―センのケイパビリティアプローチ 熟議の難しさ―理性の限界 よりよい自由へと誘導してあげる―リバタリアン・パターナリズム リベラリズムと合理主義―法の「理」と、政治の「意」)
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