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戦後50年間、日本文学史上未曾有の形而上学的思想小説『死霊』を書き続けた埴谷雄高。その少年期から文学的原風景となった戦前・戦中期の左翼体験や獄中体験などを沈鬱な気配のうちに綴った自伝的エッセイ。
影絵の世界(魂の同質性ロシア的雰囲気オブローモフとペチョーリンとムィシュキンと「主義者」ニヒリズムの容器反抗の「夜」と「昼」―アナキズムとコンミュニズム「政治への没入」の時代 ほか)何故書くかあまりに近代文学的なカントとの出会い