第1部 五井蘭洲研究(大阪府立中之島図書館蔵蘭洲遺稿について 五井蘭洲『非伊編』について 五井蘭洲「『中庸』天命性図」について 五井蘭洲と中井履軒の格物致知論) 第2部 懐徳堂の思想的特質(懐徳堂学派の『論語』解釈―「異端」の説をめぐって 中井履軒にとっての「命」―『論語逢原』の程注批判から 尾藤二洲の朱子学と懐徳堂の朱子学と 中井履軒の服喪説―『服忌図』と「擬服図」との成立過程及びその特色 尽くは書を信ぜざる儒者―中井履軒の経書観 中井履軒の忠孝観―忠孝背反事例を中心に 懐徳堂の「不孝有三無後為大」解釈) 第3部 幕末期の懐徳堂(並河寒泉の陵墓調査―幕末懐徳堂教授の活動 幕末懐徳堂の情報環境―島津久光の率兵上洛を中心に) 第4部 懐徳堂資料の継承と顕彰運動(中井木菟麻呂が受け継いだ懐徳堂の遺書遺物―小笠原家に預けられたものを中心に 中井木菟麻呂宛「西村天囚書簡」の基礎的検討 懐徳堂文庫新収資料中の大田源之助旧蔵資料) 第5部 懐徳堂資料のデジタルアーカイブ化(書簡と扇のデジタルアーカイブ―懐徳堂文庫の取り組み 懐徳堂文庫所蔵「版木」のデジタルアーカイブ)
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