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要旨 |
「翁は敵人に誤解せられ、味方に了解せられず」(徳富蘇峰)―。平易な文章で啓蒙の語を語り、日本近代の指南役と自他ともに認めた福沢諭吉。けれども、その思考と言説は、わかりやすそうでじつに厄介。山路愛山はじめ同時代を生きた人々から、福沢研究の期を画す丸山眞男、遠山茂樹まで、多様な視角からその思想の理解・評価を試みた議論を集成。いま、福沢、そしてこの国の近代をとらえなおす絶好の書。 |
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目次 |
1(福沢諭吉君及び其著述(他) |