第1部 保田與重郎とその周辺(保田與重郎『近代の終焉』―「近代の超克」思想の展開における位置 イロニーと倒語の間―保田與重郎初期作品に於ける理論的根拠に関する研究 初期保田與重郎における市民社会・芸術・イロニー 保田與重郎と堀辰雄における“古典”と“アジア”―『日本浪曼派』と『四季』のゆきあい 蓮田善明の昭和一六年―「鴨長明」を中心に ほか) 第2部 日本浪曼派とアジア(日中戦争期の言説としての保田與重郎『蒙彊』―アジアをめぐる言説空間の相互接触と離反の様相をめぐって 亀井勝一郎における中国認識―戦後アジア主義のロマン的再生 檀一雄の中国と戦前・戦後―浪漫的放浪者から自己回生の復員者へ 神保光太郎とアジア―批評の喪失、距離の消失 保田與重郎と朝鮮)
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