あるところに一人の魔女がいました。名前はイレイナ。幼少の頃に読んだ「ある本」の影響で、長い旅を続けています。今回出会うのは、大きな鳥籠に住まう魔女、冷酷な王女と大怪盗、星屑の髪の少女と夜闇の髪の少女、「風車の都」の王女と女騎士、「信仰の都」から旅立った姉妹、未来を見通す謎の預言者、そして、敬愛する師匠と因縁浅からぬ黒髪の少女たち。新たな邂逅もあれば、懐かしい面々との再会も…。飽きもせずに、奇妙な事件に首を突っ込んで、厄介な人々との出会いと別れを楽しんでいるようです。「私も大好きですよ。―皆さんのこと」イレイナが綴る不思議な旅日記、まだまだ先は続きます。
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