最近の研究からがんの原因は、かなり明らかになってきた。タバコをやめるだけで、21%の確率でがんを防ぐことができる。同様に、塩分摂取量を一日10グラム以下にする=13・7%、肝炎ウイルスの感染を予防する=9%、肥満を解消する=2・5%など具体的な数字で予防法を説いていく。さらに、野菜・果物を充分にとると、20%の割合でがん予防に役立つ。このように、ちょっとした生活習慣を見直すだけで、タイトルにしめしたとおり8割は防げる。また、本書ではこの数値目標を達成するために、「生活16カ条」もとりあげている。がんにならない生き方を、予防医学の第一人者がわかりやすく解説する。