恒温動物であるヒトは、汗をかくことで体温を調節している。汗が上手にかけず、爬虫類のような変温動物に近づいているのが現代人だ。発汗しないと体温が上がって体が冷えず、さまざまな病気の原因となることが明らかになってきた。いい汗をかけば代謝が活発になり、血流が増えることで酸素が充分に運ばれ、さらに代謝が高まる好循環が生じる。汗は免疫力を高め、ダイエットになり、体内の毒素を外に押し出す効果もある。いい汗をかくにはどうしたらいいのか。本書では日々の食生活と心がけ次第で実現できる「汗かき健康法」を紹介。汗治療の第一人者が最新の研究成果を伝える、汗の医学書。