2007年~、大量に離職する「団塊世代」が、いま多様な形で生活者となり「社会回帰」を始めている。1976年、堺屋太一氏によって命名されたこの集団は、30年経った今でも、さまざまなステレオタイプとして語られ続ける。700万人と言われるこの人間の「塊」は、はたして何者なのだろうか?著者は「団塊」世代の1年先輩格として、ややもすると近親憎悪的手法で「団塊の先頭集団」を走り抜けたひとりの男・ビートたけしを追い続け、「その世代」の正体を暴こうとする。そしてついに著者が導き出した「団塊の世代」の驚くべき4つのキーワードとは。