確かな視点で世界に発信を続けるノーム・チョムスキーに、十六歳で新書デビューしたレイコが突撃インタビュー。五〇歳以上の年齢差を超えて、軍事介入、アメリカの外交政策、日本と東アジア、京都議定書を含めた環境問題、国連安保理のあり様などについて問いかけていく。また、チョムスキーが、世界人権宣言との関連でアメリカの政策について論じた「アメリカによる力の支配」を収録。人権宣言が提唱している普遍性、すなわち、世界に住むすべての人に等しく適用されるべき人権擁護の原則が、なぜ現実には守られていないのかについて考察する。