検査結果に異常がみられた多くの受診者に向けて、著者は、人間ドックの医師として生活習慣病対策に「運動をしなさい」と指導を続けてきました。でも、運動習慣はなかなか定着しません。試行錯誤の結果、一日に「今までより少し多く歩く」というシンプルな指導法にたどりつきます。一日プラス一〇〇〇歩を心がけ、日常生活を活発化する―意識して活動的に歩く“ライフスタイル・ウオーキング”こそが、生活習慣病の予防・改善の近道なのです。どうすれば身体を動かす習慣がつくか?歩くとなぜ健康になるのか?本書を読めば、ものぐさなあなたでも、健康のために今日から歩きたくなるはずです。