老舗旅館から日帰り温泉、都会の真中の大規模施設まで、温泉ブームはとどまるところを知らない。昔から日本人は温泉に親しみ癒されてきたが、ここまで多様化した温泉と私たちはどう付き合えばいいのだろう―。本書では源泉を重視する「本物の温泉」にこだわり、自分に合った温泉をいかに見極めるか、温泉の選び方を探っていく。歴史的な経緯や温泉文化、乱開発の現状にも目を向けながら、循環湯の見分け方、飲泉の方法、温泉情報や宿パンフのチェックポイントなど、温泉評論家の著者が長年の経験から培った実践的な「温泉選びの法則」を伝授する。