２００９年「九州特急」全廃、２０１５年には最後のブルートレイン「北斗星」が運転を取りやめた。１９５０年代に颯爽と登場、以来およそ半世紀もの間、夜を徹して走り続けてきた寝台特急ブルートレイン。次第に退潮傾向が明らかとなった後も、愛用者に支えられて活躍を続けてきた。本書は、２０００年から２００９年の間に「鉄道ジャーナル」に掲載された数多の乗車取材レポートから厳選、再編集した８編を収録したブルートレイン最終期の記録である。

ブルートレインの旅をもう一度―上野‐青森間寝台特急あけぼのに乗る
特急さくら哀歌―二桁列車番号に甘んじる
あさかぜの旅路―ブルートレイン伝統の灯を守り続ける
はくつるに捧ぐ―さよなら僕らのブルートレイン
暁の星―４０年間走り続けた寝台特急「あかつき」の疲労
夢の続きの北斗星―北斗星２号上野行
ブルートレイン北へー！―北斗星３号札幌行
はやぶさを愛する人たち―九州行きブルートレインに乗って　人気を下支えする寝台列車ファン
はやぶさと九州特急