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[要旨]
世界的な評価が高まる一方の草間芸術。60年以上にわたる創作活動は、決して順風満帆ではなかったが、既成の秩序にとらわれない独自の表現は、高い理想を掲げて新しい時代を切り開いてきた。草間彌生の故郷・信州から、常に前衛であり続ける芸術の軌跡をたどる。
[目次]
芸術に生きる―表現でたどる半生(独自性の萌芽
無限の網
飽くなき挑戦
社会的パフォーマンス
病からの出発と超克
ジャンルを超えて
90年代の再評価
草間芸術に触れた若者たち
明るさ際立つ野外彫刻
尽きない創作意欲)
交友録から(ジョージア・オキーフ
ジャッド、ウォーホル、フォンターナ
ジョセフ・コーネル)
草間芸術に魅せられた表現者たち(逆風にも筋曲げぬ強さ(篠原有司男)
直観で描き、信じ続ける(戸谷成雄)
日常の裂け目を見せる(森山大道)
「かわいい」惜しみなく(松尾たいこ)
女性性、否定せずに表現(石内都))
信州の草間作品を訪ねて(松本市美術館
軽井沢現代美術館
須坂版画美術館)
[出版社商品紹介]
世界的な評価が高まる草間芸術。信濃毎日新聞本紙の連載企画に加筆修正し、年代ごとの草間作品や貴重な写真を組み合わせて再構成。