[要旨]
19世紀に西欧を怒涛のごとく巻き込んだジャポニスム―その波頭こそ、江戸末期から明治にかけて出版された絵手本『北斎漫画』だった。描きも描いたり、葛飾北斎の「すべて」といって申し分のない主題、モチーフ、描法が詰まった、全15編、総ページ970、およそ4000カット。原本から自然描写をテーマ別に完全収録。
[目次]
第1章 鳥獣蟲魚
第2章 山川草木
第3章 波浪流水
第4章 天地造化
第5章 北斎漫画を読む
[出版社商品紹介]
江戸末期刊行の『北斎漫画』(全15編)の再編集版。第二巻は『冨嶽三十六景』を代表とする自然描写の粋を集めた「森羅万象」。