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[要旨]
「西洋」対「東洋」という二項対立とその裏返しである“アジアへの眼差し”を欠いたアジア主義=日本主義を超えて、近代日本の哲学と東アジアの歴史・宗教を語るための創造的立場と方法を模索する。
[目次]
1 東アジア比較思想史の試み(東アジアという概念―地域概念・政治概念・文化概念
歴史観の相剋―「近代」をめぐって
方法としての比較―和魂洋才・東道西器・中体西用
Deus・天主・でうす・〓〓〓(ハヌニム)―東アジアにおけるキリスト教受容
地動説の受容と思惟構造の変容―志筑忠雄『暦象新書』・『神輿全図』・洪大容
儒教とPhilosophyの葛藤―東アジアの思惟構造の特性)
2 近代日本の哲学と東アジア(新しい世界を求めて―西周とオランダとの出会い
儒教から哲学へ―論理と体系を模索して
東洋と西洋の統合―明治の哲学者たちの求めたもの
種の論理と世界史的立場―一九三〇年代京都学派の位置
植民地帝国大学に立つ哲学者―京城帝国大学と台北帝国大学の思想的意義
内在的超越としての大乗仏教―場所的論理と東アジアの宗教)
3 日本思想史の視座(日本文化論の方法と対象―純化・包摂、空間・時間
日本文化を語ることのアポリア―独自性・世界性・閉鎖性・相互性
対話と創造―東アジアの中の日本哲学)