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[要旨]
大陸・朝鮮半島から伝来した儒教・仏教・道教などの宗教文化は、日本古代社会でいかに醸成されたのか。中国・朝鮮史料との比較から『万葉集』『日本霊異記』『藤氏家伝』など古代の典籍の思想的背景を探る。また、東国古代社会の特性を風土記、出土文字史料などから論じる。東アジア世界のなかで、古代日本の“知の営み”を探究した論考を集成する。
[目次]
中国・朝鮮文化の伝来―儒教・仏教・道教の受容を中心として
第1部 古代の天皇と道教思想(天皇号の成立と東アジア―近年出土の木簡と朝鮮の金石文を手がかりにして
金液丹と禅師―仁明天皇の道教的長生法実践とその背景)
第2部 古代の典籍と外来文化(道教・神仙思想と仏教
『藤氏家伝』の成立と『懐風藻』
今の時の深く智れる人―景戒の三教観をめぐって
源為憲と初期天台浄土教―慶滋保胤との対比を通じて)
第3部 古代東国の信仰と仏教(神仙の幽り居める境―常世国としての常陸と藤原宇合
「七世父母」と「天地誓願」―古代東国における仏教受容と祖先信仰をめぐって
東国における一切経の書写と伝播
禅師広達とその周辺―古代東国仏教史の一断面
墨書土器にみる信仰と習俗)
律令制下の「村神郷」―墨書土器が物語るもの