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「子どもの目玉」で「大人のカラダ」を眺めると
「心がちっともときめかない/空は青いにきまっている/
子どもの目玉を私にください/大人のカラダをあげるから
いいことも いやなことも 私の人生を 織りあげる糸」
詩人・谷郁雄と写真家・青山裕企によるコラボレーション第3弾。
学校を卒業したばかりの若い女性、その日常を、仮想的妄想によって再現します。落ち込む→気が狂う→奇行に走る──現実にはけっして日の目を見ない、恋愛感情と生理的な衝動と役割期待への反逆に翻弄されるファンタジーです。
この幻想は、そして、男性にも女性にも共有される、もう一つの行動規範(教科書)の表現でもあります。造本・装幀は博報堂の若いクリエイター・竹内佐織さん。
1955年三重県生まれ。同志社大学文学部英文学科中退。大学在学中より詩作を始める。90年『死の色も少しだけ』で詩人デビュー。93年『マンハッタンの夕焼け』がBunkamuraドゥマゴ文学賞最終候補作に。詩集に『自分にふさわしい場所』(写真・ホンマタカシ)、『思春期』(写真・青山裕企)、『無用のかがやき』(写真・リリー・フランキー)、『透明人間 再出発』(写真・青山裕企)、『行きと帰り』(写真・本城直季)、『未来への旅を続けよう』(画・さげさかのりこ)ほか多数。エッセイ集に『谷郁雄エッセイ集 日々はそれでも輝いて』など。