本書では、ナショナルジオグラフィックが伝えてきた世界の姿を10年単位で振り返っていく。本誌の表紙は、これまで歴史を書き換える数々の大発見や、変わることのない自然の美しさを読者に届けてきた。さらに、本誌の歴史を担ってきたフォトグラファーやエディターたちが、1枚の写真に隠された秘話と、撮影や表紙選定の苦労話を明かす。表紙に初登場した霊長類学者のジェーン・グドール、タイタニック号発見、読者から最も多くの反響があった日本人写真家、岩合光昭の母ライオンの写真など、代表作となった表紙には、おもしろくて心温まる逸話や、衝撃的な物語が必ずあるものだ。