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中原VS加藤の名人戦最終局(1982)、森内VS羽生の名人戦最終局(2005)—しばしば歴史的大一番で採用され記憶に残る名勝負を演出しながら、ほとんど体系的に語られることのなかった「矢倉・加藤流」の全貌が今、ついに明らかになる。幅広い対応力が求められる加藤流は、力戦新時代に通じる「将棋術」の宝庫だった!何を基準に考え、どうやって一手一手将棋を創り上げていけばいいのか。読み進むうちに、次から次へと考えが浮かんでくる、まさに定跡書中の定跡書。