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戦後長らく新聞ジャーナリズムの頂点に君臨した朝日新聞に「逆風」が吹き荒れている。リベラルの御旗を掲げたその論陣は、「慰安婦問題」の記事取り消しによって土台から揺らいでいると言っても良い。現在の朝日新聞社とその報道を取り巻く状況を整理すると同時に、朝日新聞が日本のジャーナリズムの権威として認知されるに至ったプロセスを検証。時の政権と朝日新聞がどのような関係を構築してきたか、「朝日報道」が日本の戦後史にどのような影響を与えてきたのかを考察する。