Yoihon 良書網 訂購日本書籍、雜誌、動漫,WhatsApp 9411 6767 查詢
暫未有相關產品
大規模なテロル(粛清)が社会全体を覆った当時のソ連邦は、個人が紐帯を失ってばらばらにされた全体主義社会だったのだろうか。そうした国家のなかで人々はどのような自己形成や自己変容を経験するのか。本書は、スターリン時代以降のソ連市民が残した手紙や日記などの私的文書をもとに、抑圧的な体制に生まれ育った個人が、友人・家族などの親密な人々との交流を支えとして、精神的な「脱出」や権力への異議申し立てを行う姿を描く。個人の記憶と歴史とをつなぐ経験史を、未来への希望へと拡げる試み。