「お客様はこのサービスをご利用できません」—マニュアルどおり丁寧に伝えたのに、なぜかお客さんは「君、失敬だな!!」と怒っている。このように日本語の使い方ひとつで“炎上”事件に発展することもあります。あなたの言葉がよく誤解されるのは、あなたの使う日本語が間違っているからかも。その「間違い」に気づいていないのが「勘違い」。勘違いの日本語を使っていると、あなたの真意が伝わりません。上から目線な「感心しました」、生意気に聞こえる「お休みをしてもいいですか?」など、勘違いしがちな日本語を、『明鏡国語辞典』(大修館書店)でおなじみの北原保雄先生がきっちり解説します。