Yoihon 良書網 訂購日本書籍、雜誌、動漫,WhatsApp 9411 6767 查詢
◆あれは「海の彼方の戦争」だったのか?◆従来、第一次世界大戦は、海の彼方で行なわれた戦争で、日本人にとっては、高見の見物であり、漁夫の利を得た戦争、と言われてきました。しかし、この初めての〈世界戦争〉は、ヨーロッパに甚大な被害をもたらしたのはもちろんですが、日本にも重大な影響を与えました。日米決戦の台本はこの時に作られたと言ってもいいでしょう。本書は、当時の新聞や雑誌、さらには「社会講談」、演劇、短歌、落首などの一見「些末な」題材を手がかりに、世界戦争が人々に与えた影響を具体的に明らかにします。レマルク『西部戦線異状なし』の日本での人気、米騒動と落首、民主主義と戦争の密接な関係など、興味深い視点から〈文学〉と〈戦争〉の関係をさぐる、気鋭の意欲的な試みです。