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これらの写真は首都圏で起こった大震災の実像です。消防能力を超えた大規模な火災が発生し、10万人を超える人々が犠牲となりました。東京は三日間にわたって燃え続け、日比谷、銀座、日本橋、京橋、神田、上野、浅草、両国など下町一帯を焼き尽くしました。この写真集には多くの出版社が集まる神田付近の写真がいくつか含まれています。神田は一面焼野原となってしまい多数の新聞社・出版社を焼失させました。震災当時は、まだラジオやテレビがなく新聞だけが時事の情報源でした。しかし東京の新聞・通信22社のうち、震災で焼け残ったのは「東京日日新聞」(現在の毎日新聞)「報知新聞」「都新聞」「ジャパンタイムズ」の4社だけでした。この大惨事を一刻も早く、全国の人々に伝えなくてはいけない。その思いは絵雑誌の編集者・高橋五山も同様でした。「大正大震災号」は、高橋五山の研究・足跡調査をしていく中で掘り起こすことができた資料です。絵雑誌『おとぎの世界』との興味深い関係も本書に記載されています。