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恥ずかしがりやのおにいちゃんと、むじゃきな弟の心あたたまる絵本です。家の中では元気いっぱい、おかしな歌を楽しくうたっているのに、みんなの前でうたうのはイヤなおにいちゃん。1年生になって、学芸会で音楽劇をすることになっちゃった。先生は、そんなぼくにぴったりの役をくれた。それは、モグラになって、おしまいの言葉をいう役。春の歌が全部終わったら、モグラのぼくは、冬眠からさめて、「とてもかわいい歌でした。これでおしまい」って言うんだ。だけど、やっぱり恥ずかしくて……。どきどきしている子をあたたかく見守る先生、家族、そして兄弟。おにいちゃんの背中をそっとおしてくれたのは弟ですが、先生の言葉がまた感動的!「きっとできる」「きっとうまくいく」という言葉のすばらしさにあらためて気づかされる1冊です。