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うたの森に、ようこそ。柿本人麻呂から寺山修司、塚本邦雄まで、日本の代表的歌人の秀歌そのものを、堪能できるように編んだ、初めてのアンソロジー、全六〇冊。「コレクション日本歌人選」の、能因です。西行や芭蕉もその足跡を追いかけた旅の歌人。歌に魅了された「数奇」の先達。能因(のういん)道長時代よりやや後の時代に文章生(もんじょうしょう)として出発し、二十六歳ごろ出家。自撰『能因集』は、歌の世界を宮廷和歌とは異なる外の世界におし広げたものと特記される。清新な自然詠、文章生時代からの旧知との交遊の歌、奥州への旅の入り口に立つ感懐をうたう「都をば霞とともに立ちしかど秋風ぞ吹く白河の関」、自己発見としての歌枕探訪の歌、旅で出会った愛馬の死を悲しむ「別るれど安積(あさか)の沼の駒なれば面影にこそ離れざりけれ」、同じく鷹飼(たかかい)を思う歌など、西行や芭蕉たちから数奇(すき)の先達(せんだつ)として尊崇(そんすう)を集めることになった。