Yoihon 良書網 訂購日本書籍、雜誌、動漫,WhatsApp 9411 6767 查詢
うたの森に、ようこそ。柿本人麻呂から寺山修司、塚本邦雄まで、日本の代表的歌人の秀歌そのものを、堪能できるように編んだ、初めてのアンソロジー、全六〇冊。「コレクション日本歌人選」の、木下長嘯子です。戦国時代に討ち死にした多くの武士とはちがい、長嘯子は明らかに、権力よりも詩にあこがれていたのだ。ーードナルド・キーン/訳・篠田一士木下長嘯子(きのしたちょうしょうし)秀吉と縁戚の木下という家系の縁で幼時から秀吉に仕えた武人。関ヶ原戦後に出家して京都に隠栖し、細川幽斎から訓育を受けた二条派歌道に、京極派の為兼や冷泉流の正徹の歌を学び加え、清新で自由闊達な独自の歌風を創り上げた。幽斎の同門弟子である松永貞徳とともに地下歌壇の雄として聞こえ、小堀遠州などと広い交際を続けた隠逸歌人。同時代の深草の元政上人らと同じく風狂の世界に世を送った歌人として、近世初期の多様な歌道の世界を代表する一人。