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「僕のような、君の望みを叶えられない男に身を捧げてはいけない」アビーはマットが部屋から出ていくのを、なすすべもなく見守った。大切な男性に去られるのは、これで二度目だ…。一度目の相手は婚約者で、結婚まで男性と深い関係にならないという誓いをたてた彼女に、ひどく侮辱的な言葉を吐いて去っていった。だが、マットには彼女のほうから愛を交わしたいと望んだのだ。誓いを破ってもいいと思えた初めての相手だった。上司でもある彼は、イギリスの伯爵の称号を持つ洗練された男性だが、すべて自分の思いどおりにしないと気がすまないところがある。アビーはそんな傲慢さに反感を覚えながらも、惹かれていた。彼も私に欲望を感じていると思っていたのに、勘違いだったなんて…。アビーは自分の振る舞いを深く後悔した。“シンデレラのような物語”―惨めなヒロインが、恋の力で人生を塗り替え大きな幸せを掴んでいく夢のある名作。