「俺たちの足を引っ張るんじゃねえぞ」「俺は本番ではミスしねえよ。やってやるぜっ!」汐月誠人は対テロ特殊部隊・LCATに入隊したものの、己が戦うための目的を見出せずにいた。先輩たちを見返そうという誠人の焦りは、そんな中途半端な気持ちの表れ。しかも彼は人質救出の訓練で、妹の棗を危険な状況に追い込んでしまう。思い悩む誠人だったが、テロリストたちは彼の成長など待ってはくれない—。ある日、誠人たちは日本独立に関する重要な会議の警備に当たる。ところが、その会場ではテロリスト・ボンバージャックが、新たなテロを画策していた。誠人はジャックの凶行を阻止出来るのか—。