トルバス・インディーズ音楽祭前日、会場のステージで死体となって発見された神曲楽士シギナ・セデルキン。彼の異様な死に様は、単身楽団の漏電によるものと推測された。だが、現場にあった単身楽団には何の異常もなく、かつバッテリー程度の電圧では感電死するはずもない…。やがてシギナのバイト仲間であるシェリカが捜査線上に浮かび上がる。「あたし、やってないよ?」シェリカの声を震えていた。初めて接する「警官としての」マティアとマナガ。そして脳裏によぎるのは冤罪で投獄されていた父と、自身の2年間の逃亡生活。孤独感。恐怖。ブラッ1|10D591&pbt=