彩夏が戻ってきた。冬の事件の後遺症で、僕との過去をみんな忘れて―。ぎこちない関係のまま、僕らが昔通りの園芸部の活動を再開した矢先、僕は生徒会長に呼び出される。「園芸部は廃部にするから」廃部の理由である、設立時のうさんくさい経緯を調べていくうちに、四年前の不可解な生徒死亡事件が浮かび上がる。その容疑者は、テツ先輩だった。口を噤み協力を拒否するテツ先輩とニート探偵団を敵に回しアリスと僕は捜査を始める。はたして事件の真相は、そして彩夏と僕の居場所である園芸部の存続は?緊迫のニートティーン・ストーリー、第3弾。